2015年、ケガによる終盤の離脱は残念でしたが、ガッツあふれる投球、オールスター初出場等、大躍進をみせた広島カープの一岡竜司投手。

大竹寛のFA移籍の人的補償で2014年からカープに移籍してきたんですよね。

ドラフト3位で巨人に入団して、2年後に人的補償での移籍、、、

FA移籍の人的補償といえば、江藤智(巨→西 豊田清の人的補償)や、工藤公康(巨→横 門倉健の人的補償)のように、ピークを過ぎてプロテクト外になった元第一線級の選手が人的補償の対象になるパターン。

カープからトレードで西武に移籍した後、石井一久の人的補償でヤクルトに移籍した福地寿樹や、野口茂樹の人的補償で巨人から中日へ移籍した小田幸平のように、ギリ1軍の一応即戦力中堅選手のパターン。

この2つが多いですよね。

それが、ドラフト指名からたった2年での移籍。

色々思うところはあったでしょうね。

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大竹のFAを知ったときは

一岡が大竹の巨人へのFA移籍を知ったのは、ウィンターリーグ(プエルトリコ)に派遣されていたときのことのようです。

プエルトリコ・ベネズエラ・ドミニカ・パナマ・メキシコで行われているリーグは近年、冬場の若手日本人選手の育成の場ですからね。そこに派遣されてるということは、一岡も巨人から期待されていると思っていたことでしょう。

そこで大竹のFAを知って・・・

「人的補償は誰になるのかな…指名されるまでは行きたいなじゃないですけど、行けばチャンスはあるかなと、思っていました」

とのこと。

まさか自分に指名が来るとは思っていませんよね・・

人的補償、指名を受けて

「まさか2年終わって指名されるとは思ってなかったので、、広島のことも知らない。頭は真っ白になりました。」

そりゃそうですよね。後のインタビューで、外から見てたカープのイメージは?の問いに

「みんな広島弁でこわいイメージ」

とか言っていましたからね。

一岡は福岡県出身なので、言葉が恐いというのはアレとしても、何の縁もなかったということでしょうね。

そんな感じで、通告された夜は、相当ショックだったようです。

発想の転換

「このままジャイアンツにいても、チャンスをつかめるかどうか不安だった。あの時はその自信もなかった。」

まさかの人的補償の対象に指名され、相当なショックを受けた一岡だが、気持ちを切り替えると希望も湧いてきたようです。ただでさえ層の厚い巨人。山口・西村らに勝っていかないといけないわけだから大変ですよね。

「必ずしも活躍できるかは分からない」
「でも相手球団は指名して自分を欲しがっている選手なのだ」
「掴める掴めないは別としてチャンスは増えるとは思う」
「ジャイアンツに入ったということから、NPBに入ったんだと考え方を変えればいいと思う」

だんだん前向きに変わっていきますね。

「巨人に入った」を「プロ野球に入った」に変換するのは面白いですね。。

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移籍後

移籍後は大躍進ですよね。

元々気持ちも強い人なのでしょうが、チームにも馴染んでオールスターにも出場。後半ケガで離脱したものの、年棒も大幅アップの2400万。移籍後は

「あり得ないステップアップをさせてもらった」

「移籍って絶対に付きものだし僕は良かったなと思います」

といった言葉になっています。

余談ですが、移籍後即1軍で「同点や勝ちゲームで使っていただき」発言の通り、緊張感に満ちた毎日だったようですが、プロ初勝利を記録した2014年4月27日(エルドレッドのサヨナラホームランの日)のヒーローインタビューで・・・

「2年間お世話になったジャイアンツが相手だったんで、おとといまでは固くなって…」

云々言っていたのが印象的でした。たった2年しか居なくても、やっぱりそんなに情があるものなのだな、と。

どうやら人的補償通告後の球団への挨拶のとき、担当スカウトや球団関係者がしっかり謝罪をしてくれてたようなんですよね。一流の球団はそういうところもしっかりしているというところですかね。

2016年もがんばれ!

上で書いた福地寿樹選手は、ヤクルトで1番スタメンで定着し、今はヤクルトの一軍外野守備走塁コーチ。

小田幸平選手は、2014年惜しくも戦力外で引退表明したものの、10年近く中日の大事な2番手捕手として活躍。

一岡も、この手の人的補償後成功パターンにハマっていますよね。巨人ではほとんど2軍だったわけだし。2016年も更なる飛躍、がんばってほしいですね!

入団直後の選手が人的補償の対象になるのは

今年、ヤクルトの相川がFAで巨人に移籍する人的補償で、19歳の奥村がヤクルトに移籍することになりました。

入団直後の選手が人的補償の対象になるのは是か非か的な話で、一岡の人的補償にもスポットが当たっていますね。

しかし、今年カープに帰ってきた新井さんが、FAで阪神に行ったときの人的補償でカープに来たのが、赤松ですよね。

赤松も阪神入団後3年での人的補償移籍ですが、当時その手の話題ってありましたかね??

当時「岡田監督にアホ過ぎてアホ松って呼ばれてました~」とか本人が言ってた印象しか残っていませんね(笑)

明るいことはいいことですけどね。。。

赤松もFAの人的補償で成功した例ですね。

2017年オフ、追記

その後安定して1軍で活躍を見せる一岡と対照的に、巨人移籍後パっとしない大竹。

2018年の推定年棒がついに・・・

一岡:推定5300万円
大竹:推定5250万円

と、大竹を抜いてしまいました!

FA権を得て金満球団へ移籍した一流選手より、その人的補償で地方球団へ移籍した選手の年棒が高くなったと言うことですね!

ネット上では「大竹が一岡の人的補償」とか書かれていて(笑)

なんだか気持ちいいですね。。

ケガ体質だから無理せず頑張ってほしいですね!

一岡竜司プロフィール

一岡竜司(右投右打)
福岡県糸島市出身
生年月日:1991年1月11日
身長:179cm
体重:78kg
プロ入り:2011年/ドラフト3位
年俸:2,400万円(2015年)

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