中日の、というか球界のレジェンド山本昌投手。
前にラジオかなにかで1000奪三振のときのことについて話してたのを思い出しまして。
山本昌投手が、1000奪三振を達成したのは1997年7月15日。ナゴヤドームでのカープ戦でした。
その日の3回表に、999奪三振となって迎えたバッターが、黒田博樹投手。
97年といえば前田智徳や野村謙二郎らが現役バリバリの時代。黒田はデビューした年でまだまだ無名ですよね。。
節目の1000奪三振を目前とした山本昌投手。せっかくなら今目の前に居る無名な若いピッチャーからより、前田クラスの有名な選手から決めたい。
かといって試合だから、わざとフォアボールを出すわけにはいかない(←当たり前だけどなんかカッコイイ)。
そこで、内野ゴロでも打ってくれ、との思いでド真ん中にストレートを投げることにしたそうなんです。
結果、ド真ん中に投げられたストレートで三球三振、見事山本昌投手の奪三振1000人目のバッターになったわけです(笑)
これには山本昌投手も
「いい加減にしろ!どこを見て振ってるんだ!黒田のバッティングはヒドイ!!」
の思いだったようですが、逆に前田や野村より、もっと有名な人が節目のバッターになった的なことを言っていました。
山本昌は投手としてだけではなくて、しゃべりも上手いですよね。滑舌も良くて聞き取りやすいし。
ちなみに黒田のカープに帰ってくる寸前、2014年までの日米通算成績は
709打数64安打 23打点 打率.086 328三振。
打率1割も行っていないんですね。
マエケンなんかもそうだけど、一流のピッチャーってセンスの塊だろうから、打つ方も得意な人が多いでイメージで。それだけに意外な感じもしますが。。
更に、バッティングが得意ではないことは、本人が一番わかっているだろうに、バッターボックスでは喰らいついていきますもんね。
そんな諸々のイメージで、正直ここまでバッティングが苦手な人という認識を、まったく持っていませんでした。
今年もガッツあふれるプレーを見せてもらいたいですね。
ちなみに山本昌投手の2000奪三振目の試合もカープで、バッターは新井貴浩選手だったようで。実にカープらしいですね(笑)